他社との差別化が難しい

集客のための差別化は、他社との違いを見つけることばかりに集中してはいけないわよ。

例えば、「他社と違って携帯電話の代理店も兼ねているから、スマートフォンの契約もできます」とアピールしても、顧客はそれ望んでいるかしら。

差別化自体が目的になってしまうと、顧客を置き去りしてしまうことになるの。

自社の強みをアピールして差別化するには、成功している工務店の例を参考にするといいわ。

価格が安いだけならたくさんあるけど、集客できている理由は、独自ルートで他では難しい自然素材を低価格で仕入れられるから、となると納得がいくわよね。

それなら自分の工務店の強みは何だと考えることで、差別化の道も開けるというものよ。

他社との差別化というと、住宅性能が優れているとか基礎工事がしっかりしている、相場より価格が安いなど、施工に関連する部分を考えがち。

でも、もう少し範囲を広げて、考えることも必要よ。

顧客とのコミュニケーションを大切にして、何かあったら30分以内で駆けつけるなど、自社では当然なことが意外と差別化につながるわ。