ホームページ制作をWeb制作会社に依頼する流れ
工務店の
若い衆
会社のホームページ制作を業者に依頼する場合、どのような流れで作業が進むのでしょうか?基本的な流れを知っておきたいです。キャディさちこさん、教えてください。
ホームページ制作を依頼する前に検討すべきこと
キャディ
さちこ
ホームページの制作を依頼する前に、社内で検討しておくべきことや、確認すべきことがあるの。まずはそのことを説明するわね。
ホームページの目的やコンセプト
まずはホームページを何のために作るのか、目的やコンセプトを明確にしておくことが大切よ。顧客に示すことで「会社の信用度を高くする」ためなのか、それとも「インターネットからの集客」を目的としているのかなど、目的によって、どのようなホームページを作るべきかが変わってくるわ。
見積りをお願いするときにも、この点が明確になっていないと、話をスムーズに進めることができなくなってしまうの。
公開する時期・制作期間
いつごろまでにホームページを公開するのか、前もって計画を練っておくことも大切ね。ホームページの内容や機能にもよるけど、Web制作会社に依頼してから完成までは少なくとも3カ月は必要よ。
あと、ホームページの制作を依頼するといっても、完全に「丸投げ」できるわけではないということも覚えておいて。定期的にミーティングをして、方向性を相談しながら進めていくのが一般的だから、ある程度の余裕がある時期に依頼した方がいいかもしれないわ。
「クライアントに見せるために早めにホームページを用意したい」など、公開する時期の希望があれば、それに間に合うように逆算して、早めに依頼するのがおすすめよ。
ホームページ制作の流れ
キャディ
さちこ
それでは実際にホームページ制作を依頼する場合の流れを確認していくわよ。
手順1:面談
まずは依頼する業者と実際に会って、どんなホームページを依頼したいのかを相談するの。どんなホームページにしたいのか、具体的に決まっていない部分があっても、面談しながら詰めていくこともできるわよ。
見積りを出してもらうための面談だから、この時点で業者との契約を決定する必要はないわ。複数の業者と面談して、「相見積り」をしてもいいわね。複数の業者を比較することで、自分の要望や好みにあう業者を探しやすくなるはずよ。
手順2:見積り・契約
面談の内容に合わせて、具体的な価格やプランなどの見積りが出るわ。相見積りを出した場合は、複数社の見積りが全てそろうのを待って、じっくり比較してね。
料金だけでなく、担当者の丁寧さや、サービス内容の質、これまでどんなホームページを作ってきたかという実績なども十分に比較して決めることが大切よ。納得のいく見積りを出してくれた会社に申し込みをして、契約を結びましょう。
手順3:基本構造の設計
契約する会社が決まったら、実際にホームページの制作がスタート。まずはホームページの骨組み・基本構造など、ホームページ全体に影響する基本的なことを決めていくわ。
必要なコンテンツや機能、レイアウトなど、基本的なことを明確にしていく段階ね。この時点で「サイトマップ」や「ワイヤーフレーム」などが提出されることもあるわ。
「サイトマップ」は、ホームページの基本構成をツリー構造で示した図のことよ。「ワイヤーフレーム」は、ホームページのレイアウトを簡略的に示した図のことね。このような図を作りながら、ホームページの基本構造を具体化していくのよ。
手順4:デザインの決定
ホームページの基本構造が決まったら、デザインなどの細部を詰めていく段階ね。「デザインカンプ」と呼ばれるデザイン案が、複数提示され、その中から選ぶという方法が取られることがよくあるわ。
もしも、ある程度のイメージや要望を持って、それをあらかじめデザイナーに伝えておくと、納得のいくデザインに出会いやすくなるはずよ。他の会社のホームページを参考にしてみると、自社のホームページのデザインのイメージがわいてくるかもしれないわよ。
手順5:コーディング
ここまでの段階で、サイトの構造や機能、コンテンツ、デザインが決まったら、本格的なホームページ制作に入るの。建設に例えるなら、施工を開始する段階ね。
決定したことに基づいて、実際に「HTML」や「CSS」などの言語を記述する「コーディング」をして、ホームページを作っていくの。これはWeb制作会社の作業だから、依頼する側としては、特に何もする必要はないわ。
手順6:動作テスト・内容チェック
ホームページが完成したらすぐに公開するのではなく、テスト表示をして確認をするのが普通よ。Web制作会社の中でもチェックは行われるけど、依頼者にもテスト確認をさせてくれるはず。
この段階で、修正してほしい点がないかをしっかり確認した方がいいわ。誤字脱字や、情報の誤りなどがないか、表示がおかしいところはないか、機能していない部分がないかなどを確認しましょう。
イメージと違う部分や、デザイン面で変えてほしい部分がある場合も、遠慮せずに相談してみて。大きな変更だと追加料金がかかることもあるけど、簡単な修正なら無料かもしれないわ。
手順7:ホームページの公開
テストが完了したら、いよいよホームページをインターネット上に公開する段階ね。ホームページのデータを入れるサーバーは、Web制作会社が用意するのではなく、基本的に自社でレンタルサーバーなどを契約するのが普通よ。
Web制作会社が契約しているサーバーを利用できることもあるけど、そうなると、その会社との関係が切れたときに対応が複雑になるわ。Web制作会社に管理不備があったときに、サーバーが利用できなくなって、ホームページが表示されなくなってしまうリスクもあるから、おすすめできない。サーバーは自社で用意した方が無難よ。
公開後に修正してほしい部分が見つかった場合でも、一定期間までなら無料で直してくれることもあるわ。
ホームページ制作後の運用方法
キャディ
さちこ
ホームページは公開して終わりではないわ。安定して稼働するように管理し、新しい情報があったら追加するなど、適切な「運用」が必要よ。
制作を依頼する際は、ホームページの「運用」を誰がするのか、どのように行うのかについても考えておきましょうね。
情報の更新や追加はどうするか
更新すべき情報として、会社の近況や、最新の施工事例などの「最新情報」をホームページに載せる作業が必要になることがあるわ。
会社が一時的に休業したりなど、「お知らせ事項」を載せる必要もあるかもしれないわね。
そのような作業もWeb制作会社に依頼するのか、それとも自社で対応するのかを考えておきましょう。
Web制作会社に依頼する場合、更新完了までに時間がかかることがあるから、一刻も早く更新したいときには、不便に感じるかもしれないわ。急いで更新したい場合には、自社で対応できるようにした方がいいかもしれないわね。
保守管理はどうするか
安定してホームページを表示させ続けるためには、常に「保守管理」することも必要よ。インターネットの技術は常に進歩して、変化しているから、自社のホームページをそれに合わせていく対応が必要なの。
何も管理せずに放置しておくと、セキュリティ上のリスクも高くなるわ。保守管理の方法についても、あらかじめ決めることをおすすめするわ。
業種に特化したWeb制作会社に依頼する
キャディ
さちこ
ホームページの制作を依頼する業者を選ぶ際、その会社が「自社の業種」に対応できるかどうかを確認することをおすすめするわ。
同じ業界のホームページ制作をした事例がどの程度まであるのかをよく確認して、実績の豊富な会社を選ぶことで、スムーズに制作が進むことが期待できるの。
逆に、同じ業界での実績が少ない会社に依頼すると、ノウハウが蓄積されていないために、必要以上に時間や費用がかかる可能性もあるの。このサイトでは、工務店向けのWeb制作会社を紹介しているから、ぜひ参考にしてみてね。